この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第36章 ひとときの夢§おじさん‥だよ?ー天羽の夢ー
また悠久(ハルヒサ)君に何かされたであろう、陽菜君に出くわしてしまって‥
流石に社内は辛いと思い、行く場所も考えられずに、私のマンションに連れて来てしまった・・
「すまないね、私の家で‥‥」
「いえ、私の方こそ‥すみません‥」
俯いたまま、ずっと顔を上げる事が無い陽菜君‥
泣いているのかと思ったが、涙の痕は見えない。
いや、心は落ち込み泣いているのだろう‥
こんな時くらい、誰かが側に居てあげた方が良い・・
「あの‥天羽(アマネ)専務‥‥‥」
「なんだい?」
「・・・
お邪魔でしたら、私‥帰りますから・・・」
こんな時にまで気を使って‥
私は‥陽菜君が座るソファーの前に、腰を下ろした。
「邪魔だったら、此処には連れて来ないよ‥
陽菜君、また社長に何かされたね?」
「・・・・っ!!」
俯く彼女の身体が、ピクッと震え‥
完全に何かあった証拠。
「・・怪我とかしていないかい?」
「多分大丈夫です・・」
「多分って‥
痛みとかあるのなら、ちゃんと手当てをした方が良い」
「・・・・・」
黙ってしまった‥
何処か不味い場所に、痛みがあるのだろうか?

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


