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第37章 みんなと一緒ｰ陽菜の思い描く形

「初めはシャンパンですね」


時雨さんが手際良く、みんなにシャンパンを渡し‥
乾杯は雲母でしょうと、みんなで言い合い。


雲母も仕方無いという顔をして、乾杯の音頭を取る事に・・



「色々問題もあったが、全員俺の会社に来てくれた事は嬉しく思う‥
少数で多少個人負担が多い会社だが、それに似合った給料は出す‥俺が言いたいのは、その程度だ‥‥
皆の歓迎を祝して‥‥‥」


「「「「乾杯っ！」」」」


漸く全員集まっての歓迎会‥
そして、こっちに来ても変わらない人達、私は‥これで良かったと思う。



「料理沢山ありますから、食べて下さいね」


「やった！
イタリアンじゃん、俺結構好きなんだよなぁ」


成宮さんと‥‥お腹を空かせていた雲母まで料理に突進‥
それを見て、後ろを向いて肩を震わせ笑っている天羽さん。


こんな時、社長だの社員だのと拘らないのが雲母らしい‥
その後で、樹さんまで突進してたけど。


竜崎さんは、シャンパンを飲みながら、やっぱり人間観察‥
その中間で、交通整理よろしく時雨さんが采配を奮って‥‥


みんな楽しそう・・・