この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第37章 みんなと一緒ー陽菜の思い描く形
「どんな家なんだろう陽菜君の実家は?」
「陽菜ちゃんって、あの獅王(シオウ)社長のお嬢さんって聞いたけど‥‥」
みんなにバレてるんだ、私の身元の事‥
今はもう気にしなくなったから‥良いよ。
「千葉県内の山の方‥
二山続きの間にある大豪邸ってところだな、警備が厳重だぞ?」
「今は雲母も実家でしょう?」
「まあな‥
最近は碧さんがフランスだから、行っても無茶な歓迎をされないから楽だ」
「ママのハイテンション・・・」
「私と樹が行った時には居たね‥
全員巻き込まれての夕食は凄かった」
「あったなぁ‥
というか、あれはどこの国の料理だったんだ?
野菜と辛いばかりを思い出すぞ俺は‥‥」
「えっ?
あれは台湾料理だよ‥
台湾出身のシェフさんが居るから、割と出る事が多いんだけど‥‥変??」
「健康には良さそうだが、台湾家庭料理は日本人には少々刺激が強い‥
平気な顔をして食べてたな陽菜?」
「普通だったから」
辛いかな?
辛いよね、台湾系は唐辛子を大量に使うし‥
私は‥ただの慣れだもの。
そんな私の実家話をしている内に、時雨さんと天羽さんが、密かにお酒の用意をしていてくれたの。