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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第39章 怯える日々ー小鳥遊の呪縛
「だから勝手にしろと言っているだろう!!」
「「「・・・・」」」
この能無し共、こんな事で俺を引っ張り出すな!
鬱陶しい重役共を下がらせ、俺はまた1人社長室に籠もる・・
「・・くっ‥
何も出来ん、雲母が‥獅王が俺を見張っている限り‥‥」
雲母の置き土産、獅王という目・・・
まさかあの雌猫が、獅王のご令嬢だったとは‥
もし俺がやった事が、獅王の耳に入ったら‥
「この日本に俺の居場所など無い」
そして僅かでも不祥事が出ても、獅王は俺に手を下す‥
天下のFace社社長を敵に回して、生き残れる企業など無い。
「全て計算しやがって雲母の野郎っ!!」
俺に枷を付け、自分はのうのうとご令嬢と婚姻し、小鳥遊家に収まりやがった!
「くそっ!!」
持ち込んだ酒を一気に煽る、そうでもしなければ、獅王というプレッシャーに押し潰されそうだ。
仕事など重役共が勝手にやれば良い、俺に押し付けるなっ!
俺はただ、こうして社長室に籠もっているしか手が無い‥
何1つ不祥事を出さない為にも・・・