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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第39章 怯える日々ー小鳥遊の呪縛



「・・常務・・」


「またかよ親父の奴‥
分かったから、資料置いていけ」


「宜しくお願いします常務」


親父‥社長が聞く耳を持たないから俺‥
今まで、俺なんか見向きもしなかったクセに、社長がああなってから急に俺・俺と、媚びへつらう重役陣。


こんな時、樹が居たら逃げ込んでいた‥
だけど樹はもう居ない、天羽も‥‥


みんな雲母叔父の会社へ行っちまった‥
ああそうさ、親父は見捨てられた‥みんなから。



「・・・
親父が悪いんじゃねーかよ・・」


親父が陽菜に手を出し、監禁までしていたのを、俺は雲母叔父が乗り込んで来た時に初めて知った。


俺には良い事を言いやがって、裏で陽菜を脅迫していただなんて‥
それを知らず、俺は陽菜のアパートに乗り込んでしまった。


雲母叔父や樹が止めて当たり前の話‥
そして雲母叔父は、陽菜を保護していたとは‥‥


保護と少し違うか‥
陽菜を手に入れる為に動いていた‥‥あの時の雲母叔父の瞳は本気の怒り、ガキの頃から雲母叔父を知っているが、あんな目をされたのは初めて。


それだけ雲母叔父は、陽菜に対して本気だったという事だ‥
望み‥叶えちまったけど。



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