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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第40章 振り回すさー樹の夢ー

『・・・
パオ――――ン!!』
「・・・は・・・?」
気が付いて見れば、目線の先には象の鼻‥
そういやぁ、俺はバツが悪くて象小屋に来ていたんだったな。
「おい象、お前のせいか?
幸せで辛い夢を見せやがって‥」
『パオ――――ン!』
情けない話だが、この2日ですっかりと象と仲良くなっちまった‥たくっ‥‥
寝起きにとばかりに、煙草を咥え火を点けようとしたら‥‥
『パオ――――ンッ!!』
「はぁー!?
お前まで禁煙すれって言うのかっ!?!?」
まさかのまさか、象の鼻が器用に俺が咥えていた煙草を取りやがった!?
「ちっ、禁煙に禁欲かよ‥
それじゃ俺が切ないぜ‥‥」
見事に未練の精算をしてから、こんな夢を見るとは、俺タマってるのかよ??
「戻ったら久しぶりにセフレにでも連絡を取るか?
・・・ただ虚しいだけか・・・」
あの夢の後じゃあな・・
幸せ過ぎるくらい幸せな夢‥
だが二度と見たくは無い。
「いい加減俺の方が頭を切り替えないと、これは情けないぜ‥」
だから心に封印してしまう、幸せだった‥それだけで十分。
現実は常に厳しいとなぁ・・・・・

