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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第41章 転職移動してみてーそれぞれの形
「選ばせるように仕向けたのは俺だ、それだけ本気だった‥誰よりも‥
凪達も本気だったが、俺が少し勝っただけ‥原因は俺の方にあるんだ、陽菜のせいじゃ無い、それは間違えるな」
「でもっ!!」
「陽菜を秘書2課へと言ったのは俺なんだよ、全ての発端は俺が作ったんだ‥
そんな俺が、凪を止められる訳が無い‥‥一番分かっていた‥だからこそ‥‥」
そう言って、雲母は珍しく煙草を取り出し火を点けた‥
雲母が煙草を吸う時は‥‥落ち着きたいから、それくらいは分かるようになったんだよ私も・・
「雲母と結婚したんだから、雲母の味方って言われても仕方が無いんだよね」
「陽菜がそんな贔屓なぞしないと知っているのに‥凪の奴‥
‥‥だが言いたかったんだろう、理解していても言葉にしたい時はある、凪も陽菜に本気だったからこそ辛いんだろうよ」
「・・・雲母・・・」
「離れたいという凪の気持ちも分からんでもないんだよ、俺も男だからな‥
そして、1人でやってみたいと言うのも本心だろう‥ずっと一緒だったからな、別の道という選択も悪くないんじゃないかと‥凪らしい‥‥」