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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第41章 転職移動してみてーそれぞれの形



「・・・・・・・」


思わず飛び出しちゃった・・・


だけど、行く場所が無くて、来たのは屋上‥
退社時間を過ぎた屋上なんて、ほとんど人が来る事が無いから。



「樹さん・・
私が・・・雲母を選んだから?」


だから樹さんは本社に行くの??



「友人‥‥そう言ったのは樹さんじゃない‥‥‥」


小鳥遊本宅で、良い友人で居て欲しいって‥
それが望みだって、言ったのは樹さんだよ。


なのに雲母が旦那だから、私は雲母の味方するって‥
結婚はともかく、私はみんな平等に接して来たつもり・・



「落ち込む‥‥よ‥‥」


何もする事が出来なくて、暮れていく夕焼け空をただ眺めていたら、後ろに人影が‥‥



「・・・陽菜・・・」


「・・・・・」


振り向けば、そこに居るのは雲母・・


追って来てくれたんだ・・・



「・・陽菜‥大丈夫か?」


「うん‥‥‥」


「凪もすまんと言っていた‥
・・アイツら全員の気持ちを知っていたのにな、俺もヤキが回ったか‥‥」


「雲母・・
樹さんに言われた通り、雲母を選んだのは私だから、悪いのは私なの」


「違うだろ」


「雲母??」



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