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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第42章 雲母の馬鹿!ー俺様的新婚旅行
やれやれ、昨日は陽菜が拗ねて、生殺しで寝ちまいやがった‥
その後、俺がどれだけ耐えたと思うんだ!?
明けて、昨日の事は知らないと言わんばかりに、陽菜は早起きし既にシャワーも着替えも万全。
俺の方は、まだ少し眠い、無駄に耐えて眠りに付くのが遅かったせいだ‥
これだったら、昨日の内にシャワーでヌけば良かった全く。
「雲母遅くなるよ?」
「分かってるさ」
朝食のサンドイッチを口に詰め込み、荷物を持ってホテルを出発‥
此処から空港まで移動、それからミュンヘン行きになる。
「ねえねえ、ミュンヘンの中央広場近くに塔があって、登れば中心地が一望出来るらしい」
「へー
旧市街を一望か、それは悪くないな」
「でしょう!
市庁舎とか美術館とか、見る場所沢山!!」
陽菜は移動の間中ガイドブックに夢中で、次の目的地のミュンヘン観光に食い付いて離れない。
俺とすれば、ミュンヘンの滞在先‥昨日の仁科という男のセーフハウスってところが気になる。
だいたいにして、身元がいまいち不明な2人組を頼って良いのか、まだ躊躇いがあるんだよ!