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第43章 ドキドキ波乱の新婚旅行ｰ魅惑と誘惑のドイツ

「うわぁー！
豪華だけど静かで綺麗な場所」


「夏の離宮だったか‥
大きな天然湖も分かるな」


仁科さん達と分かれて、私と雲母が来たのは、ミュンヘンと言えばニンフェンブルク宮殿だよね、王様の夏の離宮で、白い外壁がとっても綺麗なお城。


勿論、中の見学もあり、豪華さにため息が出ちゃう。



「ヨーロッパは調度品が綺麗で繊細だよな」


「うん、ベルサイユ宮殿も良かったけど、私はこっちの方が好きかな？」


「ありゃ過度の装飾だから、居心地としちゃこっちの方が寛げるだろうよ」


だよね、向こうはキラキラキラキラで、何となく落ち着かない雰囲気‥
絶対にニンフェンブルク宮殿の、華美過ぎない感じの方が好き。



「それでも歴史はあるんだ、良く見れば部屋事に違う装飾がされてる‥
時代事に手を入れているんだろう」


「・・・
雲母って、そういう事に興味あったの？」


「あのな‥
一般常識だっ！
最低限の知識くらい俺でもあるぞ天然陽菜」


「うっ‥‥」


また天然って‥
私だって一般常識くらいあるのに、雲母に適わないのよ――！！