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第43章 ドキドキ波乱の新婚旅行ｰ魅惑と誘惑のドイツ

「行きましょう雲母さん、ショーをしている施設はこの近くですから」


「あ‥ああ・・」


仁科は俺達と分かれ、１人で聞き出した場所に行ってしまったよう。


俺はと言えば美波さんに連れられ、マリエン広場から少し区画が離れた劇場のような建物内に案内された。



「私達が使っているのは地下なんです‥
足元が少し危ないですから注意して下さい」


建物内部‥かなり端の方にある地下への階段‥
その階段側には、屈強なガードが２人立っている。



『・・通るわよ・・』


『お疲れ様です』


美波さんの一言でガードは除け、俺と美波さんを簡単に通した。



「雲母さん‥
此処から先、何を見ても聞いても黙っていて下さい、あまり良い事では無いですから」


「沈黙を守れと？」


「はい、地下は今ＳＭショーを行っています‥
好きでなければ見るのも辛い筈、会場には入りませんが横を通ります」


「・・・・・」


美波さんが語ったように、会場自体には入らないが、その隣の廊下を進む。


その途中で見える欲に満ちた客と、壇上の調教師と調教されている女‥
確かに好きでなければ最低な行為。