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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第43章 ドキドキ波乱の新婚旅行ー魅惑と誘惑のドイツ

「・・・
どうせ深く聞くなと言うんだろ?」
「どうでしょうか・・
小鳥遊さんは十分資格があるとは思いますが、今日本への介入度は低いんです」
「それは美波さんから少し聞いた」
陽菜を抱き締めながら、仁科を強く牽制‥
多分海外系シンジケート、それもマフィア系と俺も判断したからだ。
「小鳥遊さん、貴方達2人は私の名に掛けて確実に守ります‥
陽菜さんが捕まった事で、陽菜さんの顔が裏に回ってしまった可能性があるんです、ですから全力で護衛します‥海外でも日本でも‥‥」
「だが日本は介入度が低いと言わなかったか?」
「組織というのは一枚岩じゃない、そして日本に手を出していない訳でもない‥
だからこそ確実な保護は必要で、私の方から直接指示を出しますから安心して頂けませんか?」
「本当に何者なんだか・・・」
「・・・
長く裏の住人をしているせいで、色んな場所に顔が利く‥とでも言っておきますか‥
私達も何れは日本に行くつもりです、その時にもう一度お会いして話せれば良いんですがね」
「日本にか‥
あんた達だったら悪くない気がする」
「私も同じ事を思いますよ小鳥遊さん」
仁科は、今日のところはセーフハウスから出るなと言った‥
その間に全ての手配を付けるからと‥‥
だから俺は、まだ不安そうな陽菜を連れ、仁科のセーフハウスまで車で送って貰った・・・

