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淫の館
第6章 脱走
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長い廊下、その先に明らかに玄関とわかるドアが見える。
しかも、玄関は自動ドアなのだ。
オールを漕ぐように手を交互に回し、膝も使って前に進む。
廊下にも誰もいない。
ゆっくりしか進めないが諦めなかった。
玄関まであと10メートルか、痺れがあと少しでどうにかなりそうだ。
私は諦めない。
ガチャッ…
うぅっ…
「なんだ、寂しくて迎えにきたか?」
「っうぅ…はい…」
男がドアを開けて出てきて、私の背中を踏みつけた。
「いやっ…いやぁ…」
背中の縄を掴まれて、軽々持ち上げられて連れ戻される。
チョロチョロチョロ…
しかも、吊り上げられた時に失禁してしまった。
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