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淫の館
第24章 重鎮
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お客様が私が達したことに満足してお腹に放つ。
また、隣に移動して同じことが繰り返される。もう何人目かもわからなくなりながらも、奉仕だけは疎かにならないように意識した。
いつの間にか、意識を失い床に伏せていたらしい。
「タエ、一度風呂に入ろうか。」
頭上から館主様の声がしたかと思ったら、館主様に抱きかかえられて連れていかれる。
風呂に行っても力が入らないままで、椅子に腰掛けさせられて館主様に体を洗っていただく。
湯船に少し浸かると、着物を着せていただき、また首輪と頭巾を被せられて元の場所に戻るだけ。また裸にされいつもの高い台に括りつけられていった。
足が開くタイプの台に括りつけなくとも何も抵抗しないのに、そう思っていると頭巾が外された。思わず周りを見回したが、十人衆はそれぞれ色んなお面を付けていた。
裸にお面だけつけた男達、狸、狐、おかめ、ひょっとこ、布袋さまとひょうきんな表情の面を付けていて、面白いような、恐ろしいような雰囲気が漂っていた。
狸の面の男が私の爪先側に立つと、他の十人衆が台を掴み、私の脚を左右に開いていった。
誰も声を発しない。儀式のように狸男が脚の間に入ってきて、ズブリとナカを貫いた。
あぁああっ……
肉の熱に貫かれただけで、私は声を上げるほど悦んだ。
それでも男達は声を発せず、面の表情が変わるわけもない。
一突きで狸男が去り、狐男へと変わる。
あぁああっ…
わかっていても、生身の男根に悦びの声を上げてしまう私。
無言のままの面の男達が代わる代わる一突きして去っていく。
滑稽で薄気味悪い光景にも関わらず、私の体はもっとと欲しがった。
2巡目には一突きでなくなり、狸男の往復にしがみつきたくなるが、台に括られてそれは出来ない。
グリップを落とさないよう食い絞めていたようにナカに力を入れて男根を掴む。
「おおっ」
と狸男が声を上げ、ピストンが強く激しくなっていった。
「おまんこの仕上がりもいいようだ。」
狸男は私の頭上に佇む館主様に声をかける。
館主様は満足そうな笑みを浮かべて頷くだけ。
女体という壺にしたてられたモノ、私は言葉を発せず、声でお客様からの快感を伝える壺になった。
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