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淫の館
第10章 木の躾
サキと館主様は共に膝立ちになり、口づけを交わす。
それは、いきなり深く、舌を絡め合うものだった。
クチュクチュと湿った音を響かせ、互いに相手の背中に手を回して撫で合っていた。
唾液の交換もしているようで、サキが身を低くして、館主様のそれを受け止めてコクリと飲んでいた。
私は一番最初に館主様に会った日のことを思い出した。
マウス トゥ マウスのキスを禁止事項としていたのに、なし崩しにキスを受け入れ、更に唾液を飲まされたことを…
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/743ページ
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