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淫の館
第12章 土の躾

「今日は幾分涼しいな。」
館主様が土山に向かう。
土山の中央が掘られていて、括りつけるための支柱が2本用意されていた。
「穴を跨ぐようにして立ちなさい。手は支柱の上の方を握って。」
館主様の言うことは絶対。
いつしかそれが身に付いていた。
良くないことが起こりそうな予感がするのに、館主様の言うとおりにすると、館主様が縄を袂から取り出して私の手首を支柱に縛りつけていく。
肘、胸の上下、腰と両脇の支柱に結びつけられていった。
更に膝の上下も縄で括られて引き揚げられて支柱に結びつけられる。
もう片方も括られて、両手を上げて開き、脚は四股を踏むような形で宙吊りにされた。

