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淫の館
第17章 木の躾…2週目

漸く男の出したものを飲み終えて、逆さまで仰向けのまま男の話を聞くのは失礼だと思い、起き上がろうとした。
「そのまま寝ていればいい、少し休みなさい。」
男が私の坊主頭を撫でて言う。
「俺の呼び名は、一の次、それと三の前だ。」
確かに二を文字って呼び名を作るのは難しい。
でも、逆に誰かの前や後と呼ばれるのも寂しいのではなかろうか…
「元々、名はここに来て捨てたのだ。だからこだわっていないのに、周りが一番ではない俺に気を遣って色々と呼んでいるだけだ。」
一の次さんは、私が起き上がらないようにずっと頭を撫でたままだ。
「しかし、よく頑張ったな。初日に俺がいくまでになる者の方が少ないのに…
さあ、それでも時間がかかってしまったから、館主様がお待ちかねだろう。
急いでいくといい。」
「ありがとうございます。失礼します。」
急いで身支度をして試練の間に戻った。

