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淫の館
第22章 誇りと咎め

ジンジンする二つ目の心臓は疼き、欲を催すが、
私はそれを堪え館主様を愛撫する。
今は優しく愛し合う時、欲にまみれてわからなくなってしまうのが勿体なかったのだ。
「昼げは自室で摂るが、一緒に食べるか?」
「はい、是非お願いします。」
館主様は可愛い、綺麗だ…と誉めてくださる。
こそばゆく恥ずかしいのだが、心をも撫でられたように満たされていた。
最初は弟子たちに愛されることを望み、館主様を憎んでいたのに、今ははっきりと館主様を愛していて、館主様の一番になりたいと思っていたのだ。

