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淫の館
第22章 誇りと咎め

隣の館主様の自室に入ってダイニングテーブルで食事をする。
やはり、皆と同じ食事、部屋もダブルベッドと事務机にパソコンが置かれているだけで、特段豪華にしている訳ではなかった。
この生活にパソコンというのがミスマッチに思えたが、パソコンのサイトが出逢いのきっかけだと思い起こした。
「どうした?食欲がないか?」
キョロキョロ部屋を見渡す私を館主様が心配される。
「あの、ベッドに枕が二つあるので、館主様と夜を伴にする方がいるのかと。」
「ああ、希望する者が居ればここに呼ぶし、私が女の部屋に泊まることもある。
まあ、女たちの部屋に行くのはちょっとした旅行気分が味わえるからな。
タエ、1人が寂しいのか?今晩、ここに来るか?」
「はい、是非そうさせてください。」

