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淫の館
第23章 死の部屋
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「毎回、この話をする役目は辛いと思わないか?このあとの死の部屋の前の番号の住人はその役目はないんだぜ。女も死の部屋を巡業して戒めを覚える為なんだと。」
「女性で出ていった人はいないのですか。」
「ああ、いない。女は皆に愛されて掟を破る必要性もないからな。」
やはり皆、脱走したいとか思う人はいないんだ。そうでないなら確かに女性には守れる掟だろう。
禁忌を犯した罰が本当かどうかはわからないけれど、女性の体を綺麗に変えることができるなら、本当に男オンナに改造することも出来そうだと思った。
「じゃあ、後は自分で5号室に向かってくれ。」
太陽さんは隣室を示して自室に戻る。
確かに、新しい女性がくる度にこの役目は辛いと思って頭を下げた。
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