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色絵
第7章 満開

「着物を羽織るだけにしてアトリエにいきますよ。」

先生はすばやく着物を着ていた。

「百合は歩く姿ですよね…」

「実際は立ち止まってもらうようになりますね…
寒くないですか?」

「はい。」

アトリエに百合の着物がかけられていた。
水色の地に白の百合、裾は濃い青に染められていて、百合の花びらに所々金糸の刺繍が施されていた。

「また素敵な着物ですね。」

「では、始めましょうか…
着物を脱いで裸になりなさい。」

衣紋掛けから着物を外す。

「脱いだ着物はここに掛けて…」

空いた衣紋掛けを示す。

貴女はさすがに驚いてそのあと、少しの間固まっていたが、
意を決したのか、着物を脱いで手に掛けて歩き出した。

綺麗だった。手に掛けた着物で隠された部分はあったが、乳房、腰のくびれ、脚へと、均整のとれた体。

衣紋掛けに着物を掛ける時に、上向きの可愛い尻が見える。

「着物の襟だけ持って、向こうに行きなさい。」

襟の中心を握らせて渡す。

「えっ、着物を引き摺ってしまいます。」

「いいんですよ。言う通りにしなさい。」

手渡した時に貴女の全裸が見える。
中心の茂みまでが露になった。


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