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色絵
第7章 満開

家に戻りシャワーを浴びる。金曜日は主人の帰りが遅いというのも定着していた。


先生との行為はあまりに官能的で刺激が強すぎた。体がまだ痺れていた。

逆に主人の方が淡白過ぎるのかもしれない。
キスをしながら乳房を触り、主人を迎え入れるだけ、
愛があるから不快ではないと思っていたが、
主人の生理現象の解消でしかなかったのだと気づかされる。

先生は具体的に週に一度は義務を果たすよう言われた。自分たちの関係の為ともいう。

主人が様子の変化に勘づき、先生と会えなくなるような事態にならない為だろうか。

それ以前に、変化に気づく程の興味を持たれていない気がする。

子宝に恵まれないのも、もしかしたらどちらかに身体的な問題があるのかもしれない。
検査したらどうかと思うこともあるが、無関心な主人に言い出せないでいた。

この時は、先生の指示の意図がわからなかったが、後にこれにより救われることになるなど、知るよしもなかった。



週末に画材や道具の買い物に行きたかったワタシは土曜の夕食に話を切り出した。
主人は快く付き合うと答えた。

その流れからベッドに入り珍しく行為に及んだのだ。

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