この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
色絵
第2章 入門

垂れ下がる桜の枝をくぐるようにして家主の姿が現れた。

ワタシより5.6歳くらい年上だろうか、35.6の男性が枝をくぐった姿勢から、そのまま頭を下げて挨拶された。

「ようこそ、お越しくださいました。」


「いえ、突然お邪魔してすみません。」

ワタシも頭を下げた。

顔を上げて、家主と顔を合わせる。

ドキッ…
心臓が早鐘を打つ。


家主の顔は端正な作りで、やはり絵の中から抜け出したように、儚げな美しさだった。


夫より年上だと思うけど、生活感がないというか、生命力すら感じられないような、世捨て人…

この世離れした美しさが、庭の美しさにマッチしていた。

「あの…外の絵を見て、思わず訪れてしまいました。」


「立ち話もなんですから、中へどうぞ。」

家主は踵をかえて来た道を戻る。

後ろ姿も美しい…
思わず見とれてしまったが、慌てて後を追った。



/385ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ