この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
色絵
第2章 入門

黒い扉を押し開き、すぐさま入って閉める。

ここの住人も出入りを見られたくなさそうだし、
ワタシも奥さんの話を聞いた手前、
ここに出入りしていると知られないほうが良いと思ったからだ。


「素敵…」

思わず声に出るほど、お庭は素晴らしかった。

細い石畳の小路がくねくねと曲がっていて、お屋敷の入口は見えない。

門を入ったすぐのところに桜の木が両脇に植えられている。

その向こうに沢山の種類の薔薇が咲き乱れ、甘い香りを放っている。

路が曲がっていて見えないのだが、庭いっぱいに数々の花木が植えられていて、まるでお伽噺の世界に迷いこんだようだった。


思わず、足を進めたくなるが、言われた通りにとどまる。

ザラッ、ザラッ、

草履の独特な足音が聞こえ、家主の足元が草木の間から現れた。

紺の着物の裾が見える。
高齢なのだろうか。


そもそも、絵を教えてくれる人が男性か女性か、年齢がどのくらいかなど、全く考えていなかったと、この時思った。



/385ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ