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色絵
第7章 満開

その後、ご自分だけベッドに横たわってしまわれた。

どうしたらいいか解らず立ち尽くしてしまう。

「貴女に抱かれたい。」

先生は一言、そうおっしゃた。

ワタシはベッドに近づき、屈んで先生にキスする。
先生はずっと受け身でいるようだった…

先生がいつもするように、舌で先生の唇をなぞる。先生は瞼を閉じたまま、それを受け入れる。

長い睫毛に隠された瞳、表情が一部見えないだけで不安になる。

唇が薄く開かれるので縁をなぞる。

んっ…

先生の甘い声が洩れる。
そして腰に先生の手が回された。

歯列をなぞり舌を口内に差し込む、それが精一杯だった。



腰に回していた手に力を入れ、グイッと引くと、よろめいて貴女は手をつく。

「ベッドにあがって僕に股がりなさい。」

目を開けて貴女の動向をじっと見つめる。
貴女は一気に赤くなるが、有無を云わさぬ強い口調におずおずと昇るも、なかなか跨げないようだ。
何も言わずに貴女をじっと眺める。

下から見上げる貴女も美しい。キュッとくびれた腰のライン、その上に張りのある乳房が、先端を尖らせてそびえ立っている。



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