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色絵
第7章 満開

貴女は失神というより、気絶したようだ。

離れたくなくて自身を納めたまま、上体だけずらして寝た。

小一時間は休んだろうか…
貴女の手が僕の背中を撫で始めたので目覚める。

「重かったね…
貴女の中に居たくて…」

「大丈夫です。ワタシもくっついて居たかったから」


腰をあげて、自身を引き抜く。

んんんっ…

溢れだす白濁がピンクに染まっている。

「最中痛かったですか?」

「いえ…」

「血が混じってるようです。」

「あっ…」

そろそろその頃だ…

「すみません…月のものだと思います。」


「傷つけたんじゃなくて良かった。
絵はどうしますか…

お休みにしてもよいし…


でも良かったですね。妊娠してなくて…」

「あっ…はい…」

確かに良かった。
主人の子を身籠ってなくて…
今、不安定なまま新しい生命を迎えられない。

先生は休むことを進めるけど、絵が仕上がる楽しみが上回る。

下着と腰巻きをつけてモデルをする。


主人に求められても断る口実が出来て良かった。





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