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色絵
第9章 猫
「実は、猫を飼っているんですよ。ゲージから出ることを覚えてしまったらしくてね。まだ子猫なんですが。」
「猫ですか?見たいです。」
「いや、臆病で人見知りするから会わせられません。」
「まだ、色づけが出来ていませんが、ずいきは強すぎるから辞めましょうね。」
先生が帯を外していく。立ったまま襦袢を羽織るだけの格好で縛られていく。
天井から下がるロープに結ばれ、後ろ手で縛られ吊るされる。
踵が浮いた状態で…
爪先立ちで不安定なまま立たされ、背中側に姿見が置かれる。
襦袢の裾が開かれる。
「もうしっとり濡れてきていますね。
縛られるのは好きですか。」
ワタシは答えられなかった。
先生は、絵に取り掛かる。ワタシは中途半端に吊るされたまま放置される。
自由を奪われたということで興奮し熱を帯びる体、イヤらしい欲望もはみ出してしまわないように縛って欲しい。
足の力を抜くと、
ググッ…
ロープが軋む音がする。
縄目と音に犯されてワタシは淫欲の世界に一人漂うのだ。
「さてどのくらい濡れているんでしょうね。」
休憩時間に先生が股の間に頭を挟んで覗きにくる。