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色絵
第9章 猫

「もう一度聞きます。貴女は縄で縛られのは好きですか?」

「先生、好きじゃないです。」

「素直じゃないですね。こんなに濡らして…」

椅子が2つ対面に離れて置かれる。

「さあ、一つずつ足をかけて上りなさい。」

命令には従う。体はもう躾られている。腕のバランスが取れない分先生が支えてくれる。

2つの椅子に足を開いて立つ。先生が少し屈んで股間に顔を埋める。

ズズッ、ジュルジュル…

ひゃあぁぁ

「こんなに濡らして好きじゃないとは…」

腰を抱えられて降ろされる。余り構ってもらえなかった花が疼く。

「お仕置きにならないでしょうけど…」

先生が手に持っているのは、帯締めを折って束ねた手製の鞭だった。

前もこれで叩かれていたんだ。

狂うほど乱れた快感を思い出しキュンと体が悦ぶ。

ピシン…ピシン…

だめだ、ワタシ…やっぱり正常でいられない。

痛みが快感に変わる理由はわからない。直接気持ちいいわけでもない。
悪い事をして気を引こうとする子供か、どこかにその原因があるのか…

とにかく、鞭で打たれることに、先生に罰せられていることに感じてしまうのだ。


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