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色絵
第9章 猫

午後いつもより少し遅めに向かう。
沙絵さんがお父さんと居られる時間…

それでも先生に早く会いたくて、1時間も待てなかったのだが…


「沙絵に気を使ったんですか。あの娘なら30分で勉強に戻りましたよ。
僕が1人待ってましたよ。」

「そうだったんですか。」

先生が着物を荒々しく剥ぐ。

「先生?沙絵さんがいるし…ワタシ」

「何か今までと違いますか?余計なことを考えられないようにしましょうね。」

項に、背中に沢山のキスが降る。その間にワタシの体を縄が這う。帯締めの七色の縄がワタシの欲を引き出していく。

んっ…っふぅ…

「今日は気を失ってもやめませんよ。」

「先生…今日は大丈夫ですのでナカに、先生をください。」

「ふっ…貴女の自由にはならないですよ。そもそもあげないかもしれません。」

全身に網目のように縄が走る。その端を引かれ動物のように誘導される。

部屋の真ん中にソファーがベッドになって置かれていて

キャァ…

そこにつき倒されてうつ伏せになる。

ググッ…

お腹周りが締まり引っ張り挙げられる。

ング…
苦しい、ワタシは二つ折りになって宙を浮いていた。

「イヤらしいですね。」

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