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色絵
第9章 猫
「もう濡れているのがわかりますか。」

グッ…

先生の指が入り、蜜壺に何か入れられる。
脚の間からそれは垂れ下がっていて、下帯だとわかる。

「少しこのまま遊びましょうね。
恥肉を剥き出しにして、乳房を尖らせて、既にグチョグチョに濡らして…
縛られるだけでこれだけ感じてしまうなんて、
貴女も本当にイヤらしい女ですね。」

沙絵さんの白い透き通る肌、艶のある黒髪、大きな瞳、そして紅を差したように赤い唇が浮かぶ。

そのまま大人にした沙織さんの姿を想像する。
先生が貴女と愛し合った時、やはりこんなことをしたの?
先生はこの性癖を貴女にも見せたの?

それはとても想像できず、きっとワタシだけ、こんな淫らな姿に仕立てられて、それでも隠せない淫欲を、互いに貪り合うことができたのは、先生とワタシだけ…

自己陶酔し体を染めて蜜を垂らしているのだった。

「貴女が何が好きなのか、この帯で計っていきましょうね。」

帯の太ももに差し掛かる蜜の染みの先端に先生が赤い線を引いた。

ああ、縛られて吊るされただけでワタシはこんなに濡れてしまったんだ。

ピシン…

んああっ

「何か考え事をする余裕があるようですね。」
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