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色絵
第9章 猫

腰を掴み大きく振って突き刺し、花芯にグニュリと食い込んだ手応えを捉えながら最後の力を振り絞り放つ。

んあああ〜

ックゥ〜

ドクドクとマグマのように噴火した白濁が自身の先端に拡がる感覚まであり熱くなる。

熱い、せんせぇの、せぇえき…熱いぃ…

生理的な痙攣で全身が震え、ビンビンと縄が鳴り、根元からこそぎ取られるような吸引に…

ぅぁああ…

僕も叫ぶ。


全てを吸い尽くしたと知ってか知らずか、貴女が事切れる。

ズルリと抜き出し、足の三角形をくぐり、ソファーに仰向けに倒れ込む。

羽衣を失った天女がゆらゆらと僕の上で揺れていた。

足の棒を外し、ロープを緩めて、地上に下ろす。

「手に入れた。もう離しませんよ。僕の宝物。」

貴女には届いていない思いを伝え、ギュッと抱き締め温もりを味わう。

床に落とした着物を探って、貴女に羽織らせ人肌の安らぎに僕も意識を失った。


せ、…んせ…、…せんせぇ…

貴女の声に起こされて、まだ感じる温もりを抱き締める。

首筋に口づけされ、舌に擽られて目が覚める。

「先生…縄を…」

「あぁ、すまない。」


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