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色絵
第11章 無花果

「もう我慢出来ないっ…」
太ももを担がれたと同時に一気にナカに入ってくる。
「おっきくて熱いっ…」
焦らされて膨れ上がり熱くなったモノを受け入れただけで余裕がなくなった。
ズチュ…ズチュ…
仕掛けた分、先生に激しく返され、ワタシは喘ぐ。
もう互いに昇り詰め、同時に達した。
先生の優しい口づけを浴びながら、もう何度も会うことはないと思った。
帰ってから、眠気と怠さで食事もせずに休む。
もう先生とのことを考える気力もなかった。
朝顔を題材にレッスンをする。花の色づけが終われば完成。
鉢植えを持ち帰るように言われていたが、たぶん持ち帰らないだろう。
きっとこれが最後の絵になる。そう思って一つずつ色をつけていく。
先生が参考になる絵があるからと、作品の保管部屋に探しに行かれた。
あの部屋の扉も神経質なほど必ず閉める。
先生の作品を見たいと頼んでも、中には入れてもらえない。
今までは何とも思っていなかったのに、今は何か秘密があるのではと、疑い深くなっていた。

