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色絵
第11章 無花果

コンコン

「お父様…、お父様…」

沙絵さんがアトリエの扉をノックする。ワタシは奥の部屋の扉をノックした。

「先生、沙絵さんが呼んでます。」

病弱と聞いているから心配で、扉を強く叩く。

ガチャッ…

「先生っ…沙絵さんがっ…」

先生も慌てて、アトリエを出ていく。

二人で奥に向かう足音がして静かになる。



ワタシの目の前には、閉ざされていた禁断の扉が大きく開かれたままになっていた。


心臓の音がうるさくなる。開ける勇気はないが、今、扉は開いているのだ。


部屋を覗く。

正面の壁に2枚の大きな絵が飾られていて、間にあの赤い着物の女がいた。

ここに引っ越したのね。

沙絵さんと沙織さんが融合した作品に話しかける。

左には恐らく沙絵さんが幼い頃の寝顔、テーブルに頬をつけて寝入ってしまったところを描いたものがあった。



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