この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
色絵
第11章 無花果

ガシッ
「逃がしませんよ。」
先生に腕を掴まれてしまう。
「どこで話をしましょうか。他の沙絵の色絵や情画を見ながら話しましょうか…」
「嫌です。見たくないです。二人が愛し合ってるところなんか…」
「ではアトリエにいきましょうか…」
「いや…聞きたくない…」
断っても離して貰えなかった。
椅子に座らされ、括られる。椅子ごとカーテンの前に連れて行かれ、ワタシの絵たちが開かれる。
見たくない、聞きたくない…これ以上傷つきたくない…
着物の襟が開かれ、袖が抜かれる。裾も開かれて裸に近い状態になる。
後ろ手に縛られてワタシはもう逃げられなかった。
「先生…ほどいて…離して…」
「話が終わったら解放しますよ。
話は聞いて貰います。
でも最後まで理解していられるでしょうか…」
先生が奥の忌まわしい部屋から小瓶を取ってくる。
蓋を開け、筆がそこに入れられた。
透明な液体を含んだ筆で乳首の周辺と秘部にそれを塗られる。
「先生…何を塗ったんですか…」
「悪いものは入っていませんよ。ゆっくり効いてきますから…
そのうち分かるでしょう。」
「先生…やめて…これ以上…やめて…」

