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色絵
第4章 色付け
お風呂から出て寝室に行くと夏みかんのまだ青い酸っぱい香りが充満していた。

先生からいただいたみかん、手渡された先生の顔を思い出す。そして、肌を見られたこと、筆や布で触れられたことを…

ワタシ先生が好きだ。はっきりとする。
夫に対してここまではっきりとした好きという感情はない。

結婚して子供を産んで…逆算してそろそろという時期にたまたま出会った人。子供に恵まれないのも、お互い淡白であまり夜の夫婦生活がないからだ。此処に越して来てから、益々少なくなっている。

夫とのことを考えている自分を振り払い先生のことを考える。

体についた絵の具を落とす時、もっと触れてくれれば良かったのに…

乳房と脇の境目を筆や布で触れられた感触を思い出し自分の指でなぞってみた。

左手で右胸の脇を、先生の繊細で器用な指で触られたらと想像して、先の尖りが張り出す。

手は寄り道して、硬くなり始めた尖りに触れる。右手も太ももを撫でていた。

先生に触れられていると思うと、割れ目がしっとりしてきた。抑えられなくなり夢中で尖りと秘部を弄る。

「先生…せんせぇ…っあ…」

ワタシは先生を思いながら達してしまった。
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