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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第14章 第三話 【観玉寺の廃妃】 祭りの夜
流石に予期せぬ話題で、ユンは少し愕いた様子を見せた。考え込む素振りを見せてから話す。
「そういえば、先日、黄内官が洪女官のことをしきりに褒めていたな。男にも負けないほど気概のある、見事な忠誠心を持つ女だと」
「あの二人なら似合いですわ」
「そうかもしれないな」
ユンは頷いた。
「私もかつては女官でした。ゆえに、女官の結婚は難しいのは判っていますが、折角好き合っている二人を何とかできないものでしょうか」
ユンが明姫を見た。
「うん、私の方からも一度、黄内官の気持ちを確かめてみよう。その上で二人が本当に慕い合っているというのなら、二人がうまくいくように取り計らう」
「そういえば、先日、黄内官が洪女官のことをしきりに褒めていたな。男にも負けないほど気概のある、見事な忠誠心を持つ女だと」
「あの二人なら似合いですわ」
「そうかもしれないな」
ユンは頷いた。
「私もかつては女官でした。ゆえに、女官の結婚は難しいのは判っていますが、折角好き合っている二人を何とかできないものでしょうか」
ユンが明姫を見た。
「うん、私の方からも一度、黄内官の気持ちを確かめてみよう。その上で二人が本当に慕い合っているというのなら、二人がうまくいくように取り計らう」