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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第14章 第三話 【観玉寺の廃妃】  祭りの夜
「なあに?」
 愛想良く応える明姫と女の子のやりとりをユンは傍で微笑ましく見つめていた。
「この子は河原で拾ったの。いじめられっ子たちに苛められていたのを私が助けたんだけど。家に連れて帰っても、お母さんが飼っちゃ駄目だって。だから、お寺でなら飼って貰えるんじゃないかと思って連れてきたの」
 女の子は粗末なチマチョゴリを纏っている。五、六歳くらいだろうか。きちんと洗濯もされているが、接ぎは当たっているし、色褪せくたびれて粗末なものだった。ふもとの村の子だろう。
「それで、あなたはここで飼って欲しいのね?」
 女の子の頭がこっくりした。お下げにした髪も顔も薄汚れているものの、綺麗な顔立ちの利発そうな子である。
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