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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第15章 第三話 【観玉寺の廃妃】 再生
ひとたびは良くなりつつあった腰の痛みがぶり返した頃から、明姫は体調を崩した。一日中、気分が悪くて食べ物が食べられなくなったのだ。
案じたヒャンダンが松の実粥を拵えて運んできてくれても、それすら受け付けない。酷いときには、食べてもいないのにムカムカして、すべて吐いてしまうほどだ。
「多分、胃の調子を悪くしてしまったのではないかしら。大丈夫、二、三日していれば治るから」
ヒャンダンが笑った。
「淑媛さまはいつも私に大丈夫としか、おっしゃいませんね」
「そう―かしら」
案じたヒャンダンが松の実粥を拵えて運んできてくれても、それすら受け付けない。酷いときには、食べてもいないのにムカムカして、すべて吐いてしまうほどだ。
「多分、胃の調子を悪くしてしまったのではないかしら。大丈夫、二、三日していれば治るから」
ヒャンダンが笑った。
「淑媛さまはいつも私に大丈夫としか、おっしゃいませんね」
「そう―かしら」