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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第15章 第三話 【観玉寺の廃妃】  再生
 だから、そのときも体調の変化を特にたいしたものだとは考えていなかった。
 何とかして力づけようしてくれているヒャンダンのことを思えば、これ以上沈んだ顔は見せられない。明姫は立ち上がり、ヒャンダンに微笑みかけた。
「この寒さで春が足踏みしているようね」
「淑媛さまではありませんが、大丈夫ですよ。この雪が溶ければ、一挙に春がやって来ます。桜も大分綻んできていますから、数日中には花が見られます」
 ヒャンダンの口調も弾んでいる。明姫が笑っているので、少し安心したのだろう。
 二人はそれから洗濯に精を出しながら、女官時代の話や明姫にとっては伯母に当たる崔尚宮の話に打ち興じた。
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