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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第17章 第四話 【永遠の少女】 波乱
「ユ―ン?」
まだ忘我の境地にさすらっている夢見心地の声で呼んでも、いらえはない。明姫はぼんやりした意識を無理に覚醒させ、上半身を起こそうと微かに身じろぎした。
「駄目だ、そなたはこのままでいろ」
まだ焦点の合わない眼に、ユンの悪戯っぽい笑顔が映った。随分と機嫌が良さそうだ。
刹那、明姫の意識が唐突に目覚めた。自分は今、どんな格好をしている? わずかに身を起こしてみれば、何とこれ以上は開けないほど両脚を開き、その間にユンの頭が埋まっている。
黒い艶やかな彼の髪が自分の股の間で動くのをはっきりと認め、明姫は燃えるような羞恥に包まれた。
まだ忘我の境地にさすらっている夢見心地の声で呼んでも、いらえはない。明姫はぼんやりした意識を無理に覚醒させ、上半身を起こそうと微かに身じろぎした。
「駄目だ、そなたはこのままでいろ」
まだ焦点の合わない眼に、ユンの悪戯っぽい笑顔が映った。随分と機嫌が良さそうだ。
刹那、明姫の意識が唐突に目覚めた。自分は今、どんな格好をしている? わずかに身を起こしてみれば、何とこれ以上は開けないほど両脚を開き、その間にユンの頭が埋まっている。
黒い艶やかな彼の髪が自分の股の間で動くのをはっきりと認め、明姫は燃えるような羞恥に包まれた。