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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第17章 第四話 【永遠の少女】 波乱
言外に想いのたけをこめて見上げると、ユンが眩しげに彼女を見た。明姫はわずかに眼をまたたかせてから、問うた。
「殿下、一度お訊ねしようと思いながら訊けずにいたのですが、何故、そのような眼で私をご覧になるのですか?」
まるで眩しいものを見ていられないように、ユンは出逢ったときから夫婦として六年連れ添った今もまだ、時々、こんな眼をする。
「そなたの眼に、私はどのように映っている?」
明姫は小首を傾げ、慎重に言葉を選びつつ応えた。
「何か眩しいものをずっと見てはいられないように、例えば夏の太陽から眼を背けるような感じとでも申しましょうか」
「殿下、一度お訊ねしようと思いながら訊けずにいたのですが、何故、そのような眼で私をご覧になるのですか?」
まるで眩しいものを見ていられないように、ユンは出逢ったときから夫婦として六年連れ添った今もまだ、時々、こんな眼をする。
「そなたの眼に、私はどのように映っている?」
明姫は小首を傾げ、慎重に言葉を選びつつ応えた。
「何か眩しいものをずっと見てはいられないように、例えば夏の太陽から眼を背けるような感じとでも申しましょうか」