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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第18章 第四話 【永遠の少女】 謀(はかりごと)
「それが」
ヒャンダンは口ごもった。普段、はきはきと物を言う彼女にしては極めて珍しいことである。
「何やら食あたりでもしたらしく、今朝から何度も吐いてしまって」
更に詳しく事情を問えば、小花の様子がおかしかったのは昨夜からだという。どうも元気がなく、夕飯もいつもなら担当の女官が運んでくると、尻尾を振って歓んで食べるのに、見向きもしなかった。
犬小屋の中に円くなって横たわり、じいっと眼を瞑っているだけだった。それが朝になって世話係が様子を見にいくと、犬小屋の中にも外にも吐瀉物が散乱していたそうだ。
ヒャンダンは口ごもった。普段、はきはきと物を言う彼女にしては極めて珍しいことである。
「何やら食あたりでもしたらしく、今朝から何度も吐いてしまって」
更に詳しく事情を問えば、小花の様子がおかしかったのは昨夜からだという。どうも元気がなく、夕飯もいつもなら担当の女官が運んでくると、尻尾を振って歓んで食べるのに、見向きもしなかった。
犬小屋の中に円くなって横たわり、じいっと眼を瞑っているだけだった。それが朝になって世話係が様子を見にいくと、犬小屋の中にも外にも吐瀉物が散乱していたそうだ。