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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第20章 第四話 【永遠の少女】 永遠に理解し得ぬ二人
 明姫の腹痛は急激な陣痛の始まりであった。明姫の身柄はそのまま産室に移されたが、お産はなかなか進まなかった。
 報告を受けた時、ユンは廷臣たちを集めて御前会議の真っ直中であったが、事が事だけに会議は中断され、彼は産殿に駆けつけた。
「これは一体、どういうことなのだ? 予定日はひと月先と聞いている。まだ産み月にも入っておらぬというに、何故、このようなことが起きた!」
 国王に声も荒く詰問された典医は恐縮して平伏した。
「ご出産がかなり早まったものと拝察致します。ここまでお産が進んでは最早、止めるすべもなく、後はお子さまが自然にお生まれになるのを待つのみかと」
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