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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第21章 第二部【身代わりの王妃】 王の花嫁
あれから既に気の遠くなるような年月を重ねた。今の自分の歳を数えてみれば良い。既に三十九、不惑が近い。明姫が生きていれば、もう彼女も三十を超している。むろん、三十を超えても明姫の美貌は変わらなかっただろうし、ユンは明姫の美しさだけを愛でていたわけではなく、その心の美しさを愛していたのだ。
今、眼前にいる娘は亡くなったときの明姫がそのまま時を止めて戻ってきたような、或いは、彼が初めて明姫と出逢った十五歳のときの彼女を思い出させた。
明姫よ、私はいまだにそなたをこんなにも愛している。そなたに似た娘を見ただけで、年甲斐もなく心がこのようにざわめくのだ。
今、眼前にいる娘は亡くなったときの明姫がそのまま時を止めて戻ってきたような、或いは、彼が初めて明姫と出逢った十五歳のときの彼女を思い出させた。
明姫よ、私はいまだにそなたをこんなにも愛している。そなたに似た娘を見ただけで、年甲斐もなく心がこのようにざわめくのだ。