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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第22章 第二部【身代わりの王妃】 稚(おさ)な妻
明姫が後宮入りしてから、次の新しい側室を迎えるまでに、実に十四年もの間、後宮は王妃と側室三人(ただし、その三年前に明姫は死亡)だけの状態が続いていた。
しかし、明姫の喪が明けてから、直宗は周囲の勧めもあり、新たな側室を迎えた。その三人の側室の中の一人が第二王女と第四王女、末の第五王女を産み、もう一人が第三王女を産んだ。第二王女と第三王女は異母姉妹ながら、誕生したのは同じ年の同じ月である。
二人の側室がほぼあい前後して懐妊し、宮殿はしばらくぶりに歓びに包まれたものだった。予定日も近く、産気づいたのもほぼ同時期で、二人の住まう殿舎を宮廷医が忙しなく行ったり来たりする光景がしばらく見かけられた。
しかし、明姫の喪が明けてから、直宗は周囲の勧めもあり、新たな側室を迎えた。その三人の側室の中の一人が第二王女と第四王女、末の第五王女を産み、もう一人が第三王女を産んだ。第二王女と第三王女は異母姉妹ながら、誕生したのは同じ年の同じ月である。
二人の側室がほぼあい前後して懐妊し、宮殿はしばらくぶりに歓びに包まれたものだった。予定日も近く、産気づいたのもほぼ同時期で、二人の住まう殿舎を宮廷医が忙しなく行ったり来たりする光景がしばらく見かけられた。