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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第22章 第二部【身代わりの王妃】 稚(おさ)な妻
「苦しかったか。だが、初夜が怖くて震えているようでは、少しくらい酔っていた方が良いぞ」
王がまた盃に酒を満たし、口に含む。手招きされ、春花は蒼白になって首を烈しく振った。また、あんな真似をされるなんて、絶対にいやだ。
「どうしても呑めと仰せなら、自分で呑みます」
震える声で言うと、王から盃を受け取り横を向いて唇に押し当てた。ひと口呑んだだけで、またカッと火傷したような熱さが腹の底に染み渡る。
王がまた盃に酒を満たし、口に含む。手招きされ、春花は蒼白になって首を烈しく振った。また、あんな真似をされるなんて、絶対にいやだ。
「どうしても呑めと仰せなら、自分で呑みます」
震える声で言うと、王から盃を受け取り横を向いて唇に押し当てた。ひと口呑んだだけで、またカッと火傷したような熱さが腹の底に染み渡る。