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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第24章 第二部【身代わりの王妃】 ひそやかな恋情
春花は嬉しげに笑うと、足早に歩き始めた。よほど行きたい場所なのに相違ない。春花の考えていることなら何でも知りたい。まるで恋を知ったばかりの少年のように胸を轟かせている自分は、頭がどうかしているとしか思えなかった。
かなり歩いた頃、家並みが途切れ、都の外れに出たのだと知った。春花は迷いのない足取りで歩いていく。その中、彼女は一軒の家の前で歩みを止めた。
両班の住まいではあるらしいが、こぢんまりとした屋敷は質素である。しかし主人の趣味の良さを物語るかのように、気持ちの良い、よく整えられた庭と空間がそこにあった。
かなり歩いた頃、家並みが途切れ、都の外れに出たのだと知った。春花は迷いのない足取りで歩いていく。その中、彼女は一軒の家の前で歩みを止めた。
両班の住まいではあるらしいが、こぢんまりとした屋敷は質素である。しかし主人の趣味の良さを物語るかのように、気持ちの良い、よく整えられた庭と空間がそこにあった。