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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第25章 第二部【身代わりの王妃】 想いのゆくえ
そして、その痛みの中に時折、何か別の妖しい感覚―例えていうなら、むずがゆいような、その場所をもっと滅茶苦茶にかき回して欲しいような感じがある。それはけして痛いとか、気持ち悪いとかいうのは別次元のものだった。
「春花の身体は嫌らしいな。初めて男に触れられたのに、こんなにはしたなく蜜を溢れさせて」
王の掠れた声が耳許で囁いた。普段聞く彼の声とはまったく違う。欲情に濡れた声音とともに耳朶を熱い舌で舐められると、嫌悪感よりも何か別の感覚―下腹部で感じているのと似たような得体の知れないものを感じた。
「春花の身体は嫌らしいな。初めて男に触れられたのに、こんなにはしたなく蜜を溢れさせて」
王の掠れた声が耳許で囁いた。普段聞く彼の声とはまったく違う。欲情に濡れた声音とともに耳朶を熱い舌で舐められると、嫌悪感よりも何か別の感覚―下腹部で感じているのと似たような得体の知れないものを感じた。