この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第25章 第二部【身代わりの王妃】 想いのゆくえ
―貸してごらん。
 手ずから簪を挿してくれた。初夜の床で王を拒み、泣いた春花の髪を宥めるように撫でてくれた優しい手の感触や、涙をぬぐってくれた指の温もりが懐かしい。
―これからはそなたの意に背くようなことはしないと約束しよう。
 真摯な声音や笑顔が浮かんでは消えていく。
 彼女は左手に填っている翡翠の指輪を眺めた。深みのある黄緑色が美しく心を癒してくれるようだ。しかし、この指輪は王が贈ってくれたもので、彼もまた同じものをしているはずだ。
/1905ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ