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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第25章 第二部【身代わりの王妃】 想いのゆくえ
 いっそう王の腰遣いが速くなったかと思うと、熱い飛沫が春花の内奥で弾け散った。生暖かい液体が複雑に入り組んだ内壁にじんわりと滲み込んでゆくのが気持ち悪い。
 王は耳許で〝すぐに気持ちよくなるから〟と囁き続けたけれど、結局、最後まで気持ち良くはならなかった。春花にとっては痛くて気持ち悪いだけの辛い時間だったのだ。
 前夜に胸や蜜壺を弄られたときに感じた、得体の知れないあのむずがゆいような感覚は、ついに訪れることはなく終わった。
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